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草野心平記念文学館に行ってきました

かわいい~~~~~~~~~!

 

この日をどれほど待っていたか!!

草野心平実装だけでもありがたいのにまさか記念館とタイアップまであるとは!

ようやくわが地元いわきにスポットライトが当たりますよ!災害以外で…

 

前にマシュマロで「草野心平記念文学館に行くのですが他に観光地はありますか?」と聞かれたのでそこら辺も後半にご紹介。今はコロナが市内で蔓延し始めてきているので一応は注意。ほぼ車移動になりそうだから安心だけど対策はしてね。

 

 

顔がいい~~~~~~~!

 

心平の瞳は綺麗なのにどこか不気味で人外感があるのが素敵ですね。蛙の詩人だもの蛙の瞳を持っていたとしても不思議ではない。

キラキラとしたイケメン化されているのにどこか抜けない田舎感(褒めている)

大好きな石や蛙などの自然と一体化しているようなデザイン、民芸品のようなどこか懐かしい色使い。文アルはキャラデザがやはり神がかっている。

 

ぎゃわずその顎のお線はなんだ…?

いわき市でアニメ・ゲーム系のオタク系コンテンツとのコラボは珍しいんだけど(福島ガイナックスではいわき市のPRアニメを制作していたり、いわき七浜イケメンプロジェクトなどオリジナル作品は一応ある)最近は暮らしの伝承郷での日本刀展示がTwitterで審神者向けにバズっていたり、同県の久米正雄記念館での文アルタイアップが盛況だったりとオタクとSNSを活用する流れが来ている気がするので、需要をわかってもらえるためにもTwitterでは告知をリツイートしたり感想を検索避けしないでばんばん呟いて欲しい…次に繋がるんだ…

おわかりいただけただろうか

いわき市立草野心平記念文学館は山の中にあるのである

間違ってもいわき駅から歩いていこうだなんて思ってはいけない。バスも電車もダメだぞ。普通に登山感覚で登る羽目になるぞ。なんと公式サイトでもタクシーが推奨されているのである!観光地がたくさんあるのでレンタカー借りて行こうぜ(コロナ対策にもなるし)

忍たま乱太郎展では駅までの送迎バスが出ていたけど今回は無いっぽかった

 

企画展「草野心平記念のオノマトペ 生きてゆく擬音」

パネルの種類は三枚でエントランスに立ち絵、展示会場内で戦闘絵と文アルの紹介パネルがありました。

この展示実はかなり特務司書向け。というのは文アルの草野心平の台詞は詩からの引用が詩人キャラの中でもダントツなので進研ゼミではないが「この問題やったところだ!」体験がかなりできる。

一部の特務司書に絶大な人気を誇る「ぎやわろッ」コーナーもあり、さては展示担当文アルに詳しいな…?と思わせるところも。草野心平のオノマトペが春夏秋冬別に紹介しているコーナーでは低学年向け教科書にも載っている「春のうた」の展示も。生まれて初めて触れた草野心平詩が「けるるんくっく」の人もいたのでは。

 

展示数は少ないものの草野心平詩の自由さ面白さ可愛さを感じられる展示だったので是非見て頂きたい。そして企画展の心平パネル(ゲーム)を眺めながら常設展のダンディーな心平ボイス(本物)を聞くという不思議体験をして欲しい(笑)常設展では草野心平年表や経営していた屋台の再現展示、愛用品やペットの紹介までされているので人間・草野心平を知ることが出来ると思う。おすすめは詩の世界に入れる巨大な空間作品。SANチェック必須なので覚悟して行くように。

記念館にはレストラン・スピカが併設されておりご飯を食べることも可能。サザコーヒーはお隣茨城県ひたちなか市発祥のコーヒー会社。近くに食べるところがあまりないので小腹が空いたら休憩するように。

 

記念館に至る道にあるヒュッテ手ノ倉は緑色の看板が目を引くハンバーグレストラン。ガーリックハンバーグが有名だけど口臭が気になる方は帰りに食べよう。

 

草野心平気分をもっと味わいたいならカエルかえるカフェ

お店がカエル推しなのでフォトジェニックでもありますよ

  

いわき市勿来関文学歴史館

にて野口雨情展が24日(土)から開催

北原白秋・西條八十と共に三大童謡詩人と呼ばれたらしい

お隣茨城県磯原町出身だがいわき市ゆかりの詩人でもあり湯本町の旅館にも記念品が飾られていたりする。「七つの子」「赤い靴」「しゃぼん玉」で有名。

いわき市わりと詩人ゆかりの地だったりするのだが市民自体もあまり知らなかったりするのである。文アルさん実装よろしくお願いします

 

いわき市ゆかりの詩人、草野心平の他には心平の兄であり早くして亡くなった民平、弟の天平がいる。心平の実家は地主であり、わりと裕福なのだが複雑な家庭環境ではあるので気になる方は調べて欲しい。ちなみに借金を重ねていたせいか地元での心平評価はご年配の方にとっては低めなのがいわき市の難しいところではある。(川内村の方が慕っている気はする)しかし地元や家族への愛着がないわけではないのでさらに複雑…

 

他には三野混沌と猪狩満直がおり、三野混沌は「おうい雲よ ゆうゆうと 馬鹿にのんきそうじゃないか どこまでゆくんだ ずっと磐城平の方までゆくんか」で有名な山村暮鳥の親友。山村暮鳥は萩原朔太郎や室生犀星と人魚詩社を設立したこともある。キリスト教の伝道者でもあるので実装されたら三木露風のような見た目になるのかも?いわきで伝道活動をしていた時期があり当時の文学青年たちに影響を与えたらしい。結核を患った山村暮鳥は三野混沌が暮らしていた好間町に呼ばれるが結核菌が川に流されると地元住民の猛反対に遭いいわきから追い出されている。(どうしてそう詩人に負い目を感じるようなことばかりなんだ…)奥さんの吉野せいはもしかしたらいわき市では旦那の三野混沌よりも有名かもしれない。文学少女だった彼女は混沌との結婚後文学から離れる生活をしていたが、混沌の死後に心平の勧めで執筆活動を再開、70歳でデビューし76歳で二つの文学賞を受賞、78歳でその生涯の幕を閉じたという変わった経歴を持つ文学者である。宮沢賢治をはじめとした心平の文学者を発見する眼が確かなことを伝えるエピソードかもしれない。

猪狩満直はスポット展示でも紹介されていたはず。好間町出身であり三野混沌と同じ農民詩人である。北海道に移住し厳しい生活の中でも詩作を続けた。猪狩満直の詩はどこかジョジョの言い回しに似ていて面白いと思う。

いわき市ゆかりの詩人もっと知って欲しい、あわよくば実装していただきたいので是非気になる方は手に取って欲しい。ただ書籍は買えない可能性が高いので記念館に立ち寄るようなことがあれば見て行って欲しい。草野心平記念文学館の文学プラザではいわきゆかりの文学者のコーナーもあり、他に全国の記念館が発行する図録や文豪の全集も備えておりどれも無料で閲覧することが出来るのでたくさん時間を潰していって欲しい。

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コメント: 3
  • #1

    神村小唄 (日曜日, 25 4月 2021 17:29)

    文豪に愛のある素晴らしいレポートです◎

    ころくさんは人間を捉えているように思います。
    心平さんや他の文豪たち、女性の文豪の方など、ちゃんと捉えています◎
    挿入されている、写真や本の情報、構成も見事です。
    こういったレポートは素晴らしいと思います。グレィティスト���

  • #2

    神村小唄 (日曜日, 25 4月 2021)

    決まらない症候群です。
    前文が二つ出てしまい失礼いたしました。

  • #3

    神村小唄 (日曜日, 25 4月 2021 17:39)

    失礼。勘違いであったようです。
    �は花丸の絵文字です。
    文字化けしたようですね。