これから訪れる人に気をつけて欲しいことはいわき市がかつて日本一大きな市だったことである。小学校や中学校にはデカデカと日本一大きな市という宣伝ポスターが張られていたが平成の大合併で普通に他の都道府県に抜かされ日本一の文字が黒く塗りつぶされていたことを覚えている。なので間違ってもたくさん巡ろうなどと思わないことである。移動時間も兼ねて普通に時間が無くなる。あと交通が有名な観光地以外は壊滅的なのでレンタカーを借りることをおすすめする。
草野心平記念文学館があるのは小川と呼ばれる地域であり平の街中からは離れているので特に注意。
【オススメ】アクアマリンふくしま
ぶっちゃけるとアクアマリンふくしまだけでもだいぶ楽しい。小名浜なので記念館からは反対側の位置にあり車では40分くらいかかる。小名浜は車の運転が荒いドライバーがいるのでそこのところは注意。おすすめの時間帯は夕方。海が真ん前なので感傷的な気分に浸りながら日没を眺めることができる。施設内では観賞以外にもあらゆる体験コーナーがあるので退屈しないと思う。私はホタテを焼いて食べたりナマコに触って遊んだりしていた。館内レストランにはヘミングウェイのメニューがあるので特務司書の方はどうぞ。
海沿いにはマリンタワーという展望台があったりいわきら・ら・ミュウというギフトショップがあるので散策するだけでも楽しいかもしれない。マリンタワーのある三崎公園はメヒコという有名なレストランがあったり猫がたくさんいたりもする。ただ夜は治安が悪くなるのであまり近寄らないように。
【オススメ2】フラワーセンター
草野心平記念文学館からはそう遠くない場所にある植物園。それがフラワーセンター
やはり山の中にあるので運転必須。オノマトペ展の期間がちょうどバラの開花時期に当たるのでバラの作画資料が欲しい人にオススメ。一面のバラ畑でプリンセスになった気分になれる。去年は花が終わる頃に行ってしまったので再チャレンジしたい…
疲れたので更新を待って
【オススメ3】白水阿弥陀堂
県内唯一の国宝・白水阿弥陀堂 藤原清衡の娘である徳姫が金色堂を模して建立したとされるお寺であり、名前の由来は清衡が治めていた平泉の「泉」を分解して「白水」としたことから。いわきの中心部である「平」という地名も平泉から取ったとされている、らしい。阿弥陀如来像、観世音菩薩像、勢至菩薩像、持国天像、多聞天像が安置されているのでなむあみが好きな人は行こう。
【オススメ4】石炭・化石館 ほるる
みんなのトラウマ製造機ほるる いわき市に生まれた子供は何かと学校行事で行くことが多い。化石の町でも炭鉱の町でもあるいわきの歴史を容赦なく教えてくれる。展示室は暗く恐竜はバカでかい。この時点で怖い。演出がさらに恐怖を駆り立てる。ただ恐竜の展示ごときでビビっていたらこの先生き残れない。真の恐怖は地下にある。エレベーターで下る時点でなにやらとても嫌な予感がする。だから特殊演出はいらんのよ!坑道の再現は子どもがギャン泣きするレベルで怖い。なんとリアルな人形が突然喋って動き出す。アホか!?おまけに紹介パネルもリンチやタコ部屋労働など炭鉱のすさまじさを教えてくれるのだ。教育施設とはして正しいはずなのに何か間違っている気もしなくもない。大人になって行ってからも十分怖かった。本当に勘弁して欲しい…余談だがアンモナイト大好き声優である速水奨がアンモナイトセンターと共にここを訪れていたりする。
【オススメ5】スパリゾートハワイアンズ
東北のハワイとされるハワイ部分を担っている大事な施設。それがハワイアンズ
上記三つの施設は湯本町の中にあるので移動もしやすいと思う。もはや説明不要な施設。地元民は招待券をもらった時にしか行かないが行くとやっぱり楽しい。プールは勿論、温泉施設も充実している。最近は長さ高低差が日本一の頭おかしいウォータースライダーを作っていた。死ぬかと思った。もう二度と乗らないと決めた。水着はレンタルもあるので手ぶらでも安心。お金は首にぶら下げて持ち歩こう。スパガーデンは温泉に浸かりながら星空を見ることが出来るので個人的に好き。遊ぶ・食べる・休むをこなせる施設。
【オススメ6】勿来関跡
名前は有名だが実はどこにあったのかわかっていない勿来の関 研究は今でも続けられている…
茨城県との県境なので遠いと言えば遠いが行けない距離ではない。勿来はかに船というお店が有名。
源義家像があったりする。文アル的には斎藤茂吉、徳富蘆花、中里介山が文学の題材にしたとかしないとか
24日(土)からは勿来関文学歴史館で野口雨情展が始まるので要チェック。なんとなくここの施設もほるると同じくトラウマになりそうな予感がする。展示が怖い。勿来の関公園には平安時代の寝殿造を再現した「吹風殿」があり何かとすごい。この施設地元のとうらぶレイヤーがコスプレしていたりする。穴場なので知って欲しくはないが過小評価気味なので知って欲しい。
【オススメ7】暮らしの伝承郷
暮らしの伝承郷は民俗施設なので民俗学に興味のある人におすすめ。古民家の展示ゾーンが広く、中には詩人・猪狩満直の生家も展示されている。いわきの伝統芸能であるじゃんがら念仏踊りを実際に聞くこともできるので興味のある人は地域差を聞き比べて欲しい。常設展では江戸時代から現代までの子供の遊びの展示がされているのでジェネレーションギャップで死ぬかもしれない。四季の移り変わりが素敵な場所なのでいつ行っても楽しめる。里山が好きな人は行こう。昔ながらの暮らしの資料にもなるぞ!
まだコメントはありません。